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大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 47(12), p.1751 - 1765, 1991/00
累核二原子分子の基準振動解析から得られる調和および非調和ポテンシャル定数を応用して、分子形成時の移動電子数(電荷移動)と電気双極子モーメント変化(関数)を求める方法を検討した。本法は主としてスレーターの軌道展開法に基礎を置き、電子スピンを無視する近似において、分子中の各原子エネルギーが各原子軌道を占有する電子数で展開できるということを利用する。本法の精度と信頼性を確かめるために、多数のアルカリハライド分子、その他の累核二原子分子を例にとり、それらの移動電子数と電気双極子モーメントを計算し、実測値と比較した。特に現在最も信頼しうるHF、OH分子の実測電気双極モーメント関数と詳細な比較を行った結果、本法の有用性を確かめることができた。